柳沢発言について

ニュースを聞いた当初の感想は「これは言っちゃマズイだろ」。

マスコミによると柳沢大臣は「女性は産む機械だ」と発言したらしい。フェミニスト大っ嫌いの私でも、これはさすがに擁護は出来んなと考えた。
でも、ちょっとマスコミと野党の叩きっぷりが異常なので調べてみた。

その結果発掘された発言要旨がこれ↓

　◆柳沢厚生労働相発言要旨　
なかなか今の女性は一生の間にたくさん子どもを産んでくれない。
人口統計学では、女性は１５～５０歳が出産する年齢で、その数を勘定すると大体分かる。ほかからは生まれようがない。
産む機械と言ってはなんだが、装置の数が決まったとなると、機械と言っては申し訳ないが、機械と言ってごめんなさいね、あとは産む役目の人が１人頭で頑張ってもらうしかない。
（女性）１人当たりどのぐらい産んでくれるかという合計特殊出生率が今、日本では１．２６。２０５５年まで推計したら、くしくも同じ１．２６だった。それを上げなければいけない。

確実なソースがないのでアレなんだけど、どうやらほぼこれで間違いない感じ。
その上で、再度考え直してみた。


別に問題ないじゃん。
何が問題なの？


マスコミの編集を通した「女性は産む機械だ」発言と上記発言要旨では、随分と印象が変わるんですが。

「我々女性は機械ではなく、一人の人間なのです」

そんなの知ってるよ。バカかお前は。
その程度で噛み付く奴は「受験戦争」という言葉に反応して、「子どもたちは兵士ではありません！！」と代ゼミの前でデモでもやっとけ。

お前らのやってることは単なる言葉狩り。

別にいーじゃん、機械で。
そういう例え話なんだろ。

というか、女性のみを機械扱いしてるわけじゃないじゃん。確かに女性の例えしか出てきてないけど、文脈から判断すると出生そのものを製品の生産に例えたってだけの話だろうが。それがいつの間にか女性蔑視の話にすりかえられてる。女性が産む機械なら、男性は原材料ってところか。んで、俺は歩留まり０％の男か。毎日歩留まり０％で原材料の浪費か。そんな感じで笑っておけ。

もちろん、女性の立場からすると不快に感じるのかもしれんしそれに不快の意を表明するのは構わないけど、辞任まで要求してる奴らって何なの？

確かに生命の誕生を製品の生産に例えた点についてはあんまりいい比喩とは思えないし、フェミニスト連中に揚げ足を取られかねない不用意な発言だったとは思うけど、本人が謝罪してるじゃん。「謝罪で済む話ではない」？何様だお前は。民主党も調子に乗って逃げ道を塞ぐと、いつものブーメラン効果が発生するぞ。

別に「自民党の失言は、いい失言」とか言ってるわけじゃないよ。民主党が同じような失言をしたって、攻撃材料にはならんて。低レベル過ぎて。

こんな低レベルな争いをアピールするマスコミと民主党（社民は論外）のおかげで、むしろ国民が馬鹿にされていることを再確認した。彼らにネット時代を踏まえた戦略というものがないのか。この問題で叩けば叩くほど、ネットユーザーは呆れると思うのだが。
フェミニストも硬直化した連中ばっかりで、つまらん。もう少し機知に飛んだハイセンスなフェミニストはいないものか。「ハンターイ、ハンターイ」ばっかり言ってるから駄目なんだよ。


っちゅーわけで今回の問題は、女性蔑視とかそういう問題ではなくて、生命の誕生を製品の生産に例えたのでそれが適切なのか不適切なのかという問題なのでした。そして、それを女性蔑視にすりかえて「バカな国民」を煽る、民主その他の野党とマスコミの旧態依然とした手法が露になっただけなのでした。
いい加減、マスコミが価値判断してそれを国民に押し付けたり国民を煽ったりするのは止めれ。マスコミとタッグを組む古い行動様式の民主党と、マスコミに喧嘩を売る新しい時代の自民党（というか麻生太郎）。実態はどうあれ、このイメージがネット利用者に与える影響は大きいよ。




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