+ + + + + + + + + +
4月10日夜、東京・六本木。中国首相、温家宝の来日を翌日に控え、約40人の右翼活動家がデモ行進した。「中共打倒、来日反対」。その中に小柄な若者がいた。
途中、この若者は警察官から通行人と間違えられ、「危ないから気をつけて」と心配された。
荒岩宏奨、25歳。自称「活動するネット右翼」。出版社で働きながら、週末は新宿や渋谷で街頭宣伝に立ち、自分のブログで民族主義を訴える。「5月1日のメーデーは外資の搾取と戦おう」
荒岩は昨年11月、堀米正広(66)の支持集会に足を運んだ。「反中国が事件の動機」と聞いて興味を持ったからだ。
壇上から、加藤紘一の実家に火を放った堀米の行動をたたえるあいさつが続いた。「先を越されたと思う若い者がいると信じている」。大先輩の言葉に、荒岩は驚いた。
■ ■
広島の県立高校から教師を目指して、広島大に進み、右翼団体の会合に参加するようになった。高校生の頃から、神道の本を読んでいた。
04年春、決まりかけていた大手電気メーカーへの就職をけり、会合で知り合った同郷の先輩を頼って上京。この時、こう頼んだ。「週末に活動するので、土日が休みで、月収18万以上の仕事を紹介してください」
上京した年の秋だった。年下の友人が大手ゼネコンで拳銃を発射し、一時応接室に立てこもり逮捕された。
その友人と、北朝鮮の拉致被害者の救出について「街宣活動だけで解決は難しいかな」と話していた。友人は「ゼネコンが北朝鮮に社員を派遣したことを知り、抗議した」と供述した。
「自分はどうすればいいのか」と焦った。
先輩は広島の原爆慰霊碑の碑文について繰り返し話していた。「安らかに眠ってください。過ちは繰返しませぬから」の「過ち」が納得できない---。
「過ち」の2文字を何とかしろ、と言われているのかなと思った。でも、消してもすぐに修復されたら、行動の意味がないのではないか---。迷っていた。
まもなくだった。右翼団体の27歳の男が、慰霊碑の「過ち」周辺をハンマーやのみで傷つけて逮捕された。被爆60年の夏だった。
荒岩は「街宣を続ければきっと、みんな考えを変えてくれるのでは」と思っている。堀米らの行動に、もろ手をあげて賛成できないでいる。
■ ■
昨年9月半ば、東京の朝鮮総連本部に届いた封書に、人間の小指が入っていた。「我が身を削り、抗議します」。北朝鮮のミサイル発射に強く抗議していた。
送ったのは、鹿児島市の福元善隆、28歳。「愛国心の表れだ」と語気を強める。
9月15日夜、地元の病院に電話を入れ、当直医の専門分野を確かめた。「整形外科」と聞いて決断し、自販機の明かりを頼りにコンビニで買った雑誌を下敷きにして、第一関節に刃を入れた。
脅迫罪で逮捕。執行猶予付き判決を受けて釈放された後、ネットで自分の名前を探すと、約700件以上の書き込みが合った。「英雄だ」「売名行為では?」---。
福元は「堀米さんは民族派の象徴のような人。行動派愛国心によるものだったと思う」と言う。
「堀米」が、若い右翼を揺さぶっている。
「ネット右翼」というか、まあ普通の右翼だな。昔からいる右翼。
荒岩宏奨氏のサイトは検索で簡単にヒットしたけど、アクセス数は大したことない。
http://blog.yahoo.co.jp/shinromanha
この記事自体は、サヨク側がカテゴライズし始めた「ネット右翼」なる集団と既存の右翼を混同させようという意図は見えないのであまり問題ないけど、朝日の熱烈信者は「最近の右傾化を担っているのはこういう人間か」と勘違いする可能性は少なくない。
恐らく「大空のサウラビ」みたいな笑韓系のサイトも「ネット右翼」に分類されるんだろうけど、ネット事情に疎い人が誤解する可能性は多いので、用語の使い分けには慎重になってほしい。
PR
この記事にコメントする
無題
最近、憲法9条は改正しないほうが良いのではないかと思っている。というのは自民党が政権をとり続けるのであれば、改正しても大丈夫かなと思うのですが、そうでない連中が政権を取ったとき、例えば「平和、平和」と叫ぶ好戦主義者が政権を万が一でも取ったときには、大変なことになりそうな気がするんです。サヨク連中の頭のおかしさを目の当たりにするにつけ、そう思うようになりました。
上の方
国民投票法が成立しても何度かは改正が不成立になる公算は高いと思いますよ。
国民の保守性は憲法改正でも発揮されて、議論が煮詰まるまでは「現行のまま」を選択する人が多数を占めると思います。
もう暫く改憲は無理なので「集団的自衛権」の問題だけでもやっつけておかないと。
国民の保守性は憲法改正でも発揮されて、議論が煮詰まるまでは「現行のまま」を選択する人が多数を占めると思います。
もう暫く改憲は無理なので「集団的自衛権」の問題だけでもやっつけておかないと。
無題
こちらには初めてコメントさせていただきます。
まあ、自称「平和運動家」ほど、周囲の意見を聞かず好戦的であるという矛盾がありますから、「こういう奴らがもし政権取ったら・・・」との懸念があるのも分かります。
蝦夷王さんが仰るように、憲法改正は難しそうですね。やっぱり改正までのハードルが高すぎます。
いわゆる「ネット右翼」と言われる人々は、朝日で紹介された右翼をあんまり支持してないと思いますよ。彼らも人の意見を聞かない独善性という点で、サヨクと似通っているところがありますから。
まあ、自称「平和運動家」ほど、周囲の意見を聞かず好戦的であるという矛盾がありますから、「こういう奴らがもし政権取ったら・・・」との懸念があるのも分かります。
蝦夷王さんが仰るように、憲法改正は難しそうですね。やっぱり改正までのハードルが高すぎます。
いわゆる「ネット右翼」と言われる人々は、朝日で紹介された右翼をあんまり支持してないと思いますよ。彼らも人の意見を聞かない独善性という点で、サヨクと似通っているところがありますから。
無題
オイラがこの記事に書いているような「右翼」に遭ったら逃げます。
だって怖いもん。
>「堀米」が、若い右翼を揺さぶっている。
ああ、右翼ね。右翼。ネット右翼とは違いますね。普通の国を憂う人は揺さぶられませんよ。
てか支持集会なんていつあったんすか?
あと、改憲をする前にまずスパイ防止法を制定するなど、議論はまだまだ山積みですな。
だって怖いもん。
>「堀米」が、若い右翼を揺さぶっている。
ああ、右翼ね。右翼。ネット右翼とは違いますね。普通の国を憂う人は揺さぶられませんよ。
てか支持集会なんていつあったんすか?
あと、改憲をする前にまずスパイ防止法を制定するなど、議論はまだまだ山積みですな。