都知事選

AML
[AML 13206] 投票率
expo expo at rikkyo.jp
2007年 4月 8日 (日) 21:11:16 JST

泡沫候補筆頭の外山さんが
選挙や民主主義というのは多数派の暴力にすぎないんだ
というようなことを言ってましたけど、半分以上が選挙に行かない
選挙で東京のトップが決まるっていうのはちょっとどうなんでしょうかね。
多数派の・・・とすら言えないですよねえ。
どーにかならないものですか。

色々と断末魔の叫びを見て回ってるのだけど、意外に静か。
頭が真っ白なのでしょうか。

上記の投稿は電波度も少ないですが、他にいいのが見当たらないので引用しました。



ところで、少し前に外山恒一氏の動画エントリーを掲載しましたが、そこで私は「外山恒一は『法政大学の貧乏くささを守る会』と同じ臭いを感じる」と主張しました。この予感は的中したようです。

OhMyNews
あの「政府転覆！」の外山恒一氏に直撃！
高円寺駅南口の集会　「政見放送は芝居の経験を生かした」
渋井哲也 2007-04-08 20:02
（中略）
　「僕にとっては、九州について行ってくれる同志がいる、ってこと以外にはありえませんから。２次的には、ここに集まってくれた人が何か一緒にやっていくという展開があれば、うれしい。多数に受け入れられるわけではないし」

　なぜ、高円寺なのか？

　「素人の乱があるからです。それに、昔から仲間が高円寺にいるんですよ」

　素人の乱は、インターネットラジオと古道具屋、古着屋、飲み屋の名前。オーマイニュースでも取り上げられた「ニートたちの３人デモ」や「クリスマス粉砕集会」を主催した“高円寺ニート組合”の松本哉（はつもと・はじめ）氏も、素人の乱につとめている。

　「変わった奴ら、面白いことをやっている人がいれば、そいつらと遊んでいればいい。とんでもない世の中になったら面白いと思いますよ」

　と松本氏は、オーマイニュースのインタビューに答えていた。やはり、外山氏を「変わった奴ら、面白いことをやっている人」と思ったのだろうか。

この、松本哉というのが、「貧乏臭さを守る会」の首謀者です。
最近だと、「わしズム」かなんかの座談会で、ピースボート等のサヨクから保守まで集めて若者の座談会をやってたんですが、その中にいました。


松本にしろ外山にしろ、サヨクっぽいスタイルで一見過激な言動・行動をアピールしてるんですけど、政治思想的にはそんなに本気じゃないんですよ。半分ネタで楽しんでる。

鳥肌実との最大の違いは、そのネタが外部に対してエンターテインメントとして通用するかしないかにあります。
鳥肌はお笑い芸人として、第三者を楽しませようとする意気込みが感じられる。実際に芸人だし凄く面白い。
一方で、外山・松本は、第三者を楽しませようとするよりも自分達の楽しみが一番。仲間内に入れば凄く面白いのだろうけど、外部者から見るとあんまり面白くありません。


外山の例の動画も、最初のインパクトは強いんだけど何回も見たいとは思わない。内田裕也とか又吉イエスとかは繰り返し見たくなるのと対照的。作り物と天然モノの違いでしょうか。特に又吉の眼光は凄まじい。あれは練習してできるレベルのものじゃない。

そして、鳥肌はプロ意識の高さと芸の完成度が桁違い。
「もはや政府転覆しかな～い！！」は全然危険に感じないが、「朝鮮人をー、絶対にー、許さないんだー、というハッキリとした態度で、ワタクシ、全面的にやらせていただいております」は、とりあえず避けて通りたくなる。体を張った芸人魂を感じる。


というわけで、今回の泡沫候補はあんまり楽しめませんでした。花柳幻舟あたりが都議選に出馬して「天皇制打倒！！」と叫んだりしたら、物凄く面白かったと思うんですけど。そういう本物のアレはなかなかいるもんじゃないですね。





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