「日本人でよかった」 → 「じゃあ朝鮮人は悪いのか！！」

石田日記
７月27日（金）「日本人でよかった」

　いよいよ、選挙最終盤。昨日、最終に近い世論調査がまた出たようだ。さすがに、民主優勢報道の効果（？）がでたのか、民主が5ポイント程度低下してきた。ここに来ての5ポイントはでかい。

　東京では某党某女性候補が、一人を固めた某党の支援団体が動いて急浮上との話。ここから、最終までの動きは何が起こるかわからない。気を抜けない。

　
　しかい、丸川珠代のポスターの「日本人でよかった」というコピーは何なんだ。見るたびにムカつく（あ、ムカつくことがもう一つありましたね）んだけど。

　何故、海外まで行って広い世界を見てきた人が、そういう偏狭なナショナリストみたいになるのだろうか。そこがわからん。

　もし、僕らがイギリスにいて、イギリスの総選挙で候補者が「イギリス人でよかった（I'm happy being English！)」とか書いてたら、絶対に爆笑するぞ。アメリカでもそう、「アメリカ人で良かった」とかかかれてたら、ぷぷぷ・・・。


　日本人が良くて、韓国人や中国人やインド人やタイ人はダメなのか？大体、海外（欧米）へ行ったら、アジア人なんて皆一緒にしか見られない。アフリカの国の人なら不幸なのか？日本人でもクソな奴はクソ。他国人でもいい奴はいい奴。肌の色や国籍の何が関係あるのだろうか？

先生　「高橋君はいい子だねー」
高橋　「わーい」
山本　「じゃあ俺は悪い子だってことか！！」

こんなやりとりを連想した。
そういう馬鹿は殴ってしつけるに限る。


「日本人でよかった」が、どういう風にしたら「肌の色や国籍は関係ない」に辿りつくのかさっぱりわからん。

個人的には丸川珠代が何者か分からんし全く興味ないけど、「日本人でよかった」というコピーから彼女の主張を考えてみる。

「日本は海外から色々と叩かれることもあるし、不況で国全体にどんよりした空気が漂っているけど、思ったほど悪くない。むしろポジティブに考えて行きたい。日本をよくしていきたい」

そういう裏の意味を感じた。

石田氏の言うように「うっひょー！日本人サイコー！！朝鮮人クソ！黒人氏ね！」と感じ取った人は読解力がないと思う。現代の日本においては、一昔前に比べて状況が悪化しており、サブカルチャー位しか世界に誇るべきものがなくなっているのだが、そんな状況においても「でも、やっぱり日本が好き」と彼女は言ってるのであって、周囲を見下して自分を高めているわけではない。

とは言っても、これは私の主観に過ぎず本人に聞かないとコピーの本当の意味は分からないのだが、潜在的な差別意識を抱えている人ほど他人の何気ない発言に「差別意識」を感じ取り、攻撃する傾向があると思う。



しかし、こっちのエントリーを読むと、「いい趣味してるじゃん」と思うんだけどね。

気分悪いので、「ポップウィザード」を見て寝ることにする。